健康インデックス
乾燥肌
風も冷たく、空気もだいぶ乾いてきました。
湿度が40%を下回る様になると お肌の乾燥が気になります。
乾燥した肌は皮脂の分泌が少なくなり、外的刺激から肌を保護してくれる皮脂膜ができず、とても敏感になっています。このようなときに、刺激が加わると肌の表面にある角質がはがれて、かさかさと粉をふいた状態になります。
さらに紫外線やほこりなども加わり、かゆみや赤みなどが発生するなど、乾燥肌の症状は悪化してしまいがちです。
この時期、乾燥肌のケアはどうしたらよいのでしょうか?
洗顔は、石鹸でたくさん泡を立て、刺激を与えないよう、汚れを包み込んで落として下さい。
次に、体温と同じくらいのぬるめの湯(35℃~38℃)で、すすぎ残しのないよう、十分に流します。
拭き取りは、こすらずに、顔を抑える程度にタオルで余分な水分をぬぐいます。
しっかりと実行することによってかなりの肌トラブルを防ぎ、軽くすることができます。
汚れは取り除いたほうがよいものです。
正しい洗顔で老廃物が取り除かれた角層は、たっぷりと水分が含まれています。
しかし20分程度でこれらの水分はどんどん蒸発していってしまいます。
そこで、きれいに洗浄ができたら、水分を補い皮脂の分泌が整うようにケアをしていくことが大切です。
洗顔後はすぐに保湿しましょう。
化粧水などを両手で顔を包むように肌にしみこませます。
コットン等でつける場合は、コットンにしっかりと染み込ませ、刺激を与えないように”とんとん”と軽く置くような気持ちでケアをしていきましょう。
次に、美容液や乳液で保湿をしましょう。自分の肌、今の状態に合うものを選んで下さい。
健康な状態の肌は水分と油分のバランスが取れた肌。
正常な肌では、汗腺から分泌される水分と皮脂腺から分泌される皮脂とが混在することで天然の保湿が保たれます。
これが、十分でなくなると水分が蒸発し、肌が乾燥してしまうのです。
特に乾燥の激しい時期やエアコンがきいた室内などは蒸発がはやくなります。
洗顔後に、まずは化粧水などで水分を、次に乳液などで適度な油分を、外から補ってあげましょう。
洗面台やお風呂場の脱衣所に、化粧水と乳液を用意しておいて、洗顔や入浴後にすぐつけることを習慣づけすることをおすすめします。
皮膚への紫外線の影響。肌が元に戻る本来の力を失わせます。
日焼けは避けましょう。
乾燥肌になる原因のひとつに老化、加齢があります。
これは、本来体内で生産されているヒアルロン酸やコラーゲンが年齢とともに生産されにくくなってしまうためです。
ヒアルロン酸はコラーゲンと水分を結ぶ働きをしており、乾燥から肌を護り、みずみずしく保つ役割を果たしています。
これを補う美容液を使用してみましょう。食事で工夫してみるのもおすすめです。
また、女性ホルモンが減少してしまうことも乾燥肌になる原因となります。
女性ホルモンのエストロゲンは肌のコラーゲンを保ち、保湿の働きがあるからです。
乾燥肌になってしまう原因に、喫煙、食事、ストレス、運動不足などの生活習慣も挙げられます。
喫煙による肌への害はご存知のとおりで、ビタミンを消費してしまい、非常に乾燥しやすい肌になってしまいます。
食事で十分な栄養をとることも大切です。
乾燥肌に影響するビタミンCやヒアルロン酸、コラーゲンなどが不足すると、乾燥肌を招く原因になります。疲労や睡眠不足などストレスも肌に非常に影響します。
過剰なストレスが、ホルモンのバランスを崩したり、便秘を引き起こしたりして乾燥肌の原因となります。
そして、秋冬でも水分を取りながら生活すること、軽い運動をすることを 是非毎日の習慣にしてください。代謝を高めることができます。
お風呂でゆっくり温まることもおすすめです。体を温めて全身の循環を良くし、体内の血液や水分の交通整理をしましょう。肌が生まれ変わりやすい体質を作る手助けになります。
そのほか、身体全身のうるおいケアには、入浴剤の使用もおすすめです。
入浴後は肌がしっとり、乾燥が押さえられる感じを実感できるでしょう。
清心丹が開発したスキンケアシリーズ「シレナボーテ」。
シレナボーテ ローションrは乾燥肌の皮膚科学に基づく配合成分とそれらを最大限に引き出す製剤技術により保湿の効果性高く仕上がっています。
さらに清心丹では和漢素材100%の薬用入浴剤「清癒湯」をお奨めしています。
当帰や白鶴霊芝など肌に良い原料をふんだんに配合しており、荒れ性やひび・あかぎれに良く効きます。
【効能・効果】
冷え性、痔、肩のこり、神経痛、腰痛、リウマチ、疲労回復、うちみ、あせも、荒れ性、しもやけ、ひび、あかぎれ
【有効成分】
コウカ、ショウキョウ、センキュウ、チンピ、トウキ、ガイヨウ、カミツレ、ショウブコン、ダイウキョウ
■使用方法
家庭用浴槽(約160リットル)に紙パック1包(23.5g)を投入し、手で軽くもみ、よくかき混ぜた後に入浴してください。
●少しぬるめののお湯で長めに入浴すると効果的です。
いろいろと手をつくしても乾燥の悩みが続くときは漢方薬で体質改善を図ると良いでしょう。
全身の気・血・水を整えることで肌も正常な機能と新陳代謝を取り戻してゆきます。
乾燥肌対策として次のような漢方薬があります。
四物湯
当帰・芍薬・川芎・地黄の4生薬からなり、血を増やし栄養を体の隅々に行きわたらせる働きがあります。
この四物湯をベースにした漢方処方、十全六補湯(気力体力共に低下した方)、温清飲(炎症・赤みの強い方)、当帰飲子(冷え性がありかゆみも強い方)などもまた乾燥肌に用いられます。
当帰芍薬散
虚弱体質で血のめぐりが悪く疲れやすい方にお奨めします。
血流を良くしホルモン分泌を整える働きもある婦人向け漢方の代表的処方です。
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